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執筆者の写真元 吉野

対馬もりびとの森4号で漁師さんたちと植樹祭の開催(6/29更新)

対馬もりびと森4号は、対馬もりびと協同組合の理事である園田氏の土地を含むサイトです。


荒れ果てた山林を再生しようと小規模で主伐を行った場所であり、ゼロからの森林再生の場所としてモデル林に設定しています。早生樹で家具材として利用できるセンダンやメープルシロップが抽出できるモミジ、その他地域の植物の実生や苗を植えて、森林再生・活用を進めていきます。畑の一角には、ミツバチの蜜源にもなる菜の花などを植えて、持続可能な形で利用できる場所にしていきたいと考えています。



同じく対馬もりびと協同組合の理事である一本釣り漁師の細井氏の声がけの元、地元上対馬町漁協(古里漁組)の漁師さんに声をかけて、防鹿柵の設置作業を行いました。


支柱は、地元の間伐材を園田氏から提供・設置していただき、防鹿柵のネットは、昔フグの養殖で使っていた廃棄予定の網を古里漁組の漁師さんたちが再利用したものです。


網に目が細かいため、ヤマネコなどの動物が出入りできるように、地面から隙間を作るなどの工夫をしています。イノシシが入る可能性もありますが、やってみて改善していきます。


自動撮影カメラも2台設置して、モニタリングを行います。


2024年5月18日には、細井氏の声がけで、対馬の樹木を植える植樹祭を開催しました。対馬もりびと(組合員)が行う森づくりの一環 ですが、市民の皆様にも森づくりに関わる機会を提供しました。


当日は、上対馬町漁協のアマダイ漁師さんや市民の皆さんも多数参加いただき、200本の苗木を植えました。植える前には、みんなで草刈りをしましたが、重労働でした。


苗木は、細井氏が地域で落ちていたどんぐりを植木鉢で1-2年間大切に育てて成長したもので、コナラやケヤキ、モミジ等多数の樹種です。




今後下草刈りや間伐など、手入れを行い、5年、10年、20年と成長を見守っていき、市民の皆さんが森とつながる貴重な場にして行けたらと思います。


本事業は、休眠預金等活用事業(ソーシャルビジネス第3世代による九州位置(地域)価値創造事業)の支援を受け、「自然共生型森づくりの多主体参加モデル事業」の一環として行っています。



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